診療時間 午前9:00~午後0:00
休診日  平日午後・土曜午後・日曜・祝日

治療について


入院治療

アルコール・薬物依存症の治療を希望される方が対象となります。当院のアディクションケア病棟にて専門プログラムを行い、回復を目指していきます。依存症再発予防プログラムIWARPP、専門プログラムによる学習会、渇望期の解消に向けた運動療法、院内への自助グループメッセージ、地域自助グループへの参加や家族支援等を行います。

アディクションケアプログラム

IWARPP(岩屋病院 アルコール・覚醒剤再発予防プログラム)
全24回のプログラムを週2回実施し12週間のプログラムで構成します。講師に三河ダルク職員を招き、地域にも回復して生活をしている方がいることを知っていきます。

例:なぜアルコールと薬物をやめなくてはいけないの?
処方薬依存と依存のスライド
入院生活をどう過ごす?
家族の関わりと休日の過ごし方

IWARPPは当院における依存症治療の軸となります。依存症にも個人差があり、なぜ自身に依存物質が必要だったのか、またどうしていつも依存物質に手がでてしまうのか知っていくことにより退院後の生活で依存物質から距離を取る方法を身につけていきます。また回復者の意見を聞くことにより本人の「気づき」の促進に繋げていきます。


運動療法・読書療法

本人のペースに合わせた敷地内散歩や運動機器を用いて昼夜逆転の生活、運動不足による生活の乱れ、渇望期に起きる欲求等を発散し生活のリズムを取り戻す運動療法、アルコールや薬物に関する書物を使用して、依存症という病気を一緒に知っていく読書療法を実施します。

専門プログラム

医師、薬剤師、管理栄養士がチーム医療で展開し、それぞれの専門家が身体疾患、栄養管理、薬剤等について勉強会を実施します。今まで自身の病気と向き合い機会が少なかった本人に対して専門家の意見を聞きながら病気と向き合っていきます。

依存症作業療法

作業療法では、依存物質により低下した心身機能面の回復や、今後依存物質に頼らない「その人らしい生活や作業」を発見できるように、お手伝いをいたします。定期的に作業療法士による体力テストを実施し、現在の体力年齢について知った上で、身体機能面での向上やリラクゼーションを図ります。
また、手工芸や革細工、絵画などの創作活動を実際に行う中で、新しい趣味や楽しみを見つけ、新しい生活スタイルに結びつくプログラムの提供により、依存物質に代わる生活の楽しみを見つけるお手伝いをいたします。